なす 三本仕立てのやり方|支柱の立て方・わき芽の選び方・失敗しない育て方

なす 三本仕立てのやり方|支柱の立て方・わき芽の選び方・失敗しない育て方

なすの三本仕立ては、主枝に加え、一番花のすぐ下から出る勢いのよいわき芽を2本残し、合計3本を育てる方法です。どのわき芽でも3本残せばよいわけではなく、一番花の位置と枝の強さを確認してから決めます。

三本仕立ての骨格

  • 中心の主枝を1本残す
  • 一番花直下のわき芽を第一候補にする
  • その下の勢いのよいわき芽をもう1本残す
  • 3本それぞれを別の支柱へゆるく誘引する

仕立て始める時期

なす 三本仕立てのやり方 栽培前に整えたい基本条件

植え付け直後は根の活着を優先し、一番花が見え、わき芽の強弱が分かる頃に骨格を決めます。小さいわき芽を早く取りすぎると残す枝を間違えやすく、反対に長く放置すると不要枝へ養分が使われ、株内も混み合います。

接ぎ木苗では、接ぎ木部分より下から出る台木の芽を見落とさないでください。葉形やトゲが違う勢いの強い芽は、付け根から除きます。

残す3本の枝を選ぶ

なす 三本仕立てのやり方 植え付け後の水やりと管理
  1. 一番花を探す:最初についた花の節を基準にします。
  2. 主枝を確認:株の中心から伸びる枝を残します。
  3. 直下のわき芽を残す:一番花のすぐ下は勢いが出やすい枝です。
  4. もう1本を選ぶ:さらに下の節から、太さと向きがよい芽を残します。
  5. 不要芽を除く:一度に大きな枝を多数切らず、小さいうちに整理します。

苗の状態によっては、候補のわき芽が弱いことがあります。その場合は節の位置だけにこだわらず、病害や傷がなく、外側へ伸びる枝を選びます。

3本の支柱を立てて誘引する

なす 三本仕立てのやり方 肥料と土の状態を見直す

株元を囲むように支柱を配置し、各枝が交差しない方向へ開きます。植え付け後に深く差し込む場合は根を傷つけないよう、根鉢の外側へ立てます。支柱同士は上部で連結すると風で開きにくくなります。

誘引部 結び方 点検
主枝 ひもを8の字にし、指が入る余裕を残す 茎が太るたびに食い込みを確認
側枝2本 外側へ少し開き、それぞれ別支柱へ 枝の股が裂けていないか確認
果実の近く 実ではなく枝を支える 収穫時にひもを切らない位置

わき芽・葉・花の整理

なす 三本仕立てのやり方 枝葉を整えて収穫につなげる

一番花より下に出る不要なわき芽は小さいうちに除きますが、葉まで全部取らないようにします。葉は光合成と果実の日焼け防止に必要です。地面へ触れる葉、病斑が広がった葉、株の中心を強くふさぐ葉から、乾いた日に少しずつ整理します。

はさみを使う場合は清潔にし、病気が疑われる株から健康な株へ連続して使いません。切り口が乾きやすい晴れた午前に作業します。

収穫を続けるための枝管理

なす 三本仕立てのやり方 失敗しにくい見回り習慣

果実を大きくしすぎると株への負担が増えます。品種に合う大きさで早めに収穫し、枝が果重で垂れる前に誘引を追加します。着果が多い時に葉色が薄くなる場合は、水分、根の状態、肥料履歴を確認し、追肥だけで解決しようとしません。

  • 週に1回、誘引ひもの食い込みを確認
  • 枝が内側で交差したら若いうちに向きを調整
  • 収穫時に枝を引っ張らず、はさみで切る
  • 害虫は新芽と葉裏を中心に確認
  • 強風前に支柱のぐらつきを直す

三本仕立てで起きやすい失敗

残す枝を途中で切ってしまう

一番花と3本の枝へ目印のひもを付けてから、ほかのわき芽を除くと間違いを減らせます。

枝を開きすぎて裂ける

一度に角度を付けず、数日かけて少しずつ外へ誘引します。枝が硬くなってから無理に曲げません。

葉を取りすぎる

風通しだけを優先して葉を減らすと、果実の日焼けや草勢低下につながります。目的のある葉だけを選んで除きます。

参考資料

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