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なすの実に茶色い傷が出る原因|虫食い・こすれ・病気の見分け方
なすの実に茶色い傷が出た時は、すぐに病気や虫食いと決めず、傷の形、深さ、実のどの面にあるか、周囲に何が触れているかを確認します。風によるこすれと吸汁害では、次の実を守る方法が異なります。
観察する順番
- 傷が乾いているか、湿っているか
- 線状、点状、円形のどれか
- 支柱、葉柄、ヘタのトゲと位置が合うか
- 花・ヘタ・葉裏に虫やふんがないか
- 他の実、葉、茎へ広がっているか
傷の形から原因を絞る

| 傷の特徴 | 原因候補 | 追加確認 |
|---|---|---|
| 浅い線や面状のかすれ | 葉、支柱、誘引ひもとのこすれ | 風で同じ場所へ接触するか |
| 点が集まり、ざらつく | アザミウマ類などの吸汁 | 花の中、ヘタ、若い実を確認 |
| 小さなくぼみと変色 | カメムシ類などの吸汁 | 葉裏、新芽、実の裏に虫体 |
| へこんだ円形斑が拡大 | 病害の可能性 | 雨後の増加、葉・茎の病斑 |
| 裂け目が軟化・腐敗 | 傷口からの二次腐敗 | 異臭、汁、カビの有無 |
関連する確認:なす表面の茶色い斑点を原因別に確認するでは、この判断をさらに具体的な手順で解説しています。
こすれ傷を減らす

果実が肥大する位置を確認し、支柱、硬い葉柄、隣の果実から離します。枝を一度に強く曲げると股が裂けるため、誘引ひもの位置を変えながら数日かけて調整します。ひもは茎へ食い込まない8の字にします。
なすのヘタにはトゲがある品種があり、風で隣の実へ触れると細い傷が付きます。葉やガクを無理に切るのではなく、枝全体の向きを直します。
害虫の痕を確認する

アザミウマ類は花や若い実の周辺、カメムシ類は実、新芽、葉裏で見つかることがあります。傷だけを見て農薬を選ばず、ルーペで虫体、抜け殻、ふんを探します。黄色・青色粘着板は発生把握の補助になりますが、果実上の虫をすべて除くものではありません。
- 早朝に花とヘタの内側を見る
- 少数なら容器へ落として捕殺する
- 被害実を株へ長く残さない
- 周囲の雑草と収穫残さを整理する
- 農薬は作物名と対象害虫の登録を確認する
病気を疑うサイン

斑点が水にぬれたように始まり、へこみながら広がる、複数の実で同時に増える、葉や茎にも斑点がある場合は病害の可能性があります。病斑のある実を畑へ放置せず、雨の日の作業を避け、はさみを清潔にします。
写真だけで病名を確定しにくい症状もあります。群馬県病害虫防除所や地域の農業相談窓口へ、株全体、葉の表裏、実、発生日、天候が分かる写真を添えて相談してください。
傷のあるなすは食べられるか

浅く乾いたこすれ傷で、切った果肉が白く締まり、異臭やぬめりがなければ、傷部分を広めに除いて加熱利用できる場合があります。虫の侵入口が深い、内部まで褐変している、カビや腐敗がある実は食べません。
見分けに迷う茶色い斑点は、皮・断面・葉の状態別チェックも確認してください。
次の実を守るための記録
- 傷の位置を撮影:果実を動かす前に記録します。
- 接触物を特定:枝を揺らし、風で当たる場所を見ます。
- 虫を確認:花、ヘタ、葉裏を同じ順で観察します。
- 対策を一つずつ実施:誘引、捕殺、衛生管理を分けます。
- 新しい実を比較:傷が減ったか1週間単位で見ます。